1/28/2014

氷上の場外乱闘?スピードスケートのおばちゃん@シンガポール

シンガポールにアイスホッケーのチームがある。

これだけで驚かれる事も多いのですが、実はシンガポールにはフィギアスケートもスピードスケートもチームがあります。実際見た事はありませんがカーリングもあるみたいです。フィギアはたぶん何人かの先生がいらっしゃるみたいなので「チーム」と言うよりは「クラブ」と言う感じかも知れません。

日本と同じで「スケート連盟」なるものがシンガポールにもあり、フィギアもスピードもホッケーも名を連ねており、アイスリンクも日本と同じ様にそれぞれが時間を取って練習しているわけです。

Ice Dragonsは毎週水曜日が試合だったのですが、Age groupが一番上のJ太郎達のチーム(Majors)はIce Dragonsの中では一番最後の時間帯となり、その後はスピードスケートの枠になっています。

何が問題かと言うと、Majorsのゲームが終わった後(Majorsの枠は8時30分から9時30分)9時30分から始まるアイススケートの代表のおばちゃんが、9時20分ごろから試合中のベンチに入って来て、コーチに向かって

「9時30分からはスピードスケートだ!さっさと終われ!」

と怒鳴りこんで来るのです。それも最初から喧嘩ごし。

さっさと終われと言われても試合終了まで後3分とか5分とか残っていて、時計も回しているので時間も見れば「後3分で終わる」とかわかるわけです。それなにの怒鳴り込む。

スピードスケートは保護の為にリンクのWallに大きなマットを置きます。その用意をする為に時間がかかるので、こっちが早く終われと言うわけなのか何なのか?

平日は7時に一般滑走が終わりザンボが入り、その後7時30分からPeeWeesのゲームが始まります。でも本当は7時15分から始まる予定だったのです。

何故試合開始が7時15分から7時30分になってしまったのか?

それは、リンクの従業員が一般滑走のお客さんを7時にリンクから上がらせる事が出来ないからです。

日本では考えられませんが(よくある事ですが)、のんびりしたお客さんとのんびりした従業員。7時になっても「一般滑走終了です。リンクから上がって下さい~」とアナウンスが入るわけでもなく、従業員が笛を吹いてお客さんに合図するわけでもなく。

お客さんがいてもザンボを開始。お客さんもザンボが入ってもまだ滑ってるし...。

そんなこんなで一般滑走が終わるのが遅れてしまうわけです。

PeeWeesのゲーム開始が遅れると必然的に次のMajorsのゲームも遅れるわけで。そうするとおのずとMajorsの後のスピードスケートも開始が遅れる。

しかし、その一番最初の部分がわかっていないスピードスケートのおばちゃんはものすごい勢いでコーチに食ってかかるのです。私とて、アメリカでも生活した事があるので気の強い押しの強い自分の言いたい事しか言わない女性にお目にかかった事は何度もありますが、このおばちゃんはすごい!

でもってシンガポーリアンなのでものすごい早口で英語のピッチが非常に高い。強いシンガポールアクセント。私なんかは何言ってるのか理解出来ませんでした。

見た目はいかついけど、とりあえず女性にはナイスな北米男子のコーチもこれにはキレてました。いや女性だろうが男性だろうが、あの剣幕でしょっぱなから来られたら話しになりません。

まさしく「場外乱闘」。ベンチにいる子供達も「何事?」とライン・チェンジに遅れてしまったり。

そんな事が何回かあった後スピードスケートのおばちゃんも納得したのか、それ以降の怒鳴り込みは無くなりましたが、Ice Dragonsも試合の日を水曜日から月曜日に変えて今は平和が戻って来ました。

アイスリンクを使った競技をしている同士、出来ればもめる事なく仲良くしたいものです。


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